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AGA (androgenetic alopecia) とは『男性型脱毛症』のことです。
成人男性に認められる髪が薄くなる状態のことで、思春期以降に、頭頂部や額の生え際のどちらか一方、もしくは双方から薄くなってきた状態のことです。
遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。進行性の病気です。
脱毛症には様々なものがあります。他の脱毛症との鑑別が重要です。
○円形脱毛症・・・突然円形や卵形に髪の毛が抜けます、数カ所の場合もあります
○抜毛症(トリコチロマニア)・・・自分で抜いてしまいます
○薬剤による脱毛・・・抗がん剤などの影響で脱毛がおこります
【治療薬】
※2020年12月12日より、治療薬を変更しております。
内服治療としてザガーロ0.5mgを処方いたします。
※2020年5月よりアボルブ0.5mgも対応開始しました。(2020/12月より中止しております)
※2020年9月よりデュタステリドカプセル0.5mgも対応開始しました。
※2020年12月よりデュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」も対応開始しました。
(※効果はほとんど変わりませんが、増毛目的でアボルブを服用した場合に、健康障害が生じても、医薬品副作用被害救済制度の対象にはならないので、ご注意ください)
【治療料金】
・ザガーロ0.5mg 1箱(30カプセル) 10,500円(税抜)
※2020年5月より料金は変わりました (2020年4月の薬値改正に伴う)
・デュタステリドカプセル0.5mgZA「トーワ」 7,000円(税抜)(ザガーロの後発品)
・アボルブ0.5mg 1箱(30カプセル) 8,000円(税抜) (2020/12月より中止しております)
・デュタステリドカプセル0.5mgAV「武田テバ」1箱 30カプセル)4,500円(税抜)
→ アボルブの後発品になります
※当院では、AGA治療の場合にかかる費用は、薬代金のみです。
初診でも再診でも、かかる費用は、薬代金のみです。
★ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違い
【添付文章に記載されている効果・効能】
・ザガーロ(デュタステリド) … 男性における男性型脱毛症
・プロペシア(フィナステリド) … 男性における男性型脱毛症の進行遅延
→ ザガーロ(デュタステリド)は発毛・増毛の効果検証があるため、進行遅延という言葉が無い表記になっています。
AGA(男性型脱毛症)の原因となるDHT(ジヒドロテストロン)生成のブロックの仕方に違いがあります。
5α-リダクターゼをブロックするとDHT(ジヒドロテストロン)の生成がブロックするされるので、AGAの改善が期待できます。
フィナステリドは、5α-リダクターゼⅠ型のみをブロックするのに対し、ザガーロは5α-リダクターゼⅠ型とⅡ型の両方をブロックします。
そのため、ザガーロ(デュタステリド)の方が、より高い効果を期待できます。第III相臨床試験(Phase Ⅲ)では、発毛効果が約1.6倍あるとの検証結果の報告がありました。
【副作用】
ザガーロ(デュタステリド)、プロペシア(フィナステリド)共に、男性ホルモンに作用するため、男性機能の低下(勃起不全、性欲減退、精液量減少など)が起こりえます。
また、ザガーロ(デュタステリド)の重大な副作用として、「肝機能障害、黄疸」が生じる可能性があります。
【注意点】
20歳未満には処方できません。
効果がでるまで、最低でも6ヶ月の服用は必要です。
前立腺癌のマーカーであるPSA値に影響がでます。(6ヶ月以上服用すると、PSA値を半減させます)
服用中止から、6ヶ月を過ぎないと献血ができません。
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