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陥入爪とは、爪が足の皮膚にくいこむことで、痛みと炎症をおこす状態のことです。
場合によっては、赤くはれるだけでなく、感染をおこしたり、不良肉芽を伴うこともあります。
靴のサイズがあっていなかったり、深爪をしたりすることが原因になることが多いといわれています。
当院では、局所麻酔下に、陥入爪の手術をおこなっています。
まず、陥入爪を起こしている趾の付け根に局所麻酔をおこないます。
当院では、麻酔薬が注入される時の痛みを、なるべく少なくするために、
「酸性の局所麻酔薬に、アルカリ性のメイロンという薬剤を混ぜて、中性に近づけた状態にする」
ことをしています。
麻酔が効いたのを確認したら、くいこんでいる爪を細くきります。場合によっては、爪の根本(爪根部)の部分を含めて切り取ります。
その後、再度爪が生えてこないように、爪母の部分の処理をおこなうこともあります。
不良肉芽は切除します。不良肉芽が大きい場合には、皮膚と爪を縫合することがあります。
その場合、抜糸は、10日後くらいにおこないます。
© 医療法人花乃羅会 ふじもとクリニック