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下肢静脈瘤では、静脈の血液が逆流し、静脈が足にたまることによって、足のむくみ、だるさなどの症状がおこります。
静脈は、動脈に比べて酸素が少なく、体の様々な組織から受けわたされた老廃物などを多く含んでいます。
そういった血液が、重力の影響も加わって、日中、足にとどまるので、症状の多くは、時間の経過に伴って、午後から夕方に認められます。寝ている間に足がつって目が覚めるという方もいます。(足のこむら返り)
その他には、足がほてる、熱く感じる、足がむずむずする、足がかゆいなどの症状の方もいます。
足に湿疹が出現し、慢性的な状態になると、色素沈着を起こします。更にひどくなると、潰瘍ができることもあります。
徐々に、逆流量が増えていきますので、下肢静脈瘤は、ゆっくりと進行していく病気です。
検査は、超音波検査(エコー検査)といって、足にゼリーを塗って、太ももの内側の静脈、膝の裏の静脈に逆流がないかを確認します。ゼリーを塗って、検査をするので、痛みがなく、繰り返し行うことができます。
検査にかかる時間は、10〜15分程度です。
足のむくみ、だるさが気になる方は、一度検査を受けてみてはいかがでしょうか。
© 医療法人花乃羅会 ふじもとクリニック