ヒトは、犬や猫、鳥、マウスなどと違って、体内でビタミンCを合成できません。

（サルやモルモット、魚もビタミンCの合成はできません。）

どうして、ヒトは進化の過程でビタミンCの合成を捨てたのでしょうか。

残念ながら、はっきりとした原因はまだ解明していませんが、ヒトには、ビタミンCを合成するための酵素に遺伝子変異があることがわかっています。そのため、ヒトは体内でビタミンCを合成することができません。

 

ビタミンCは、コラーゲンの重合に非常に大切です。

コラーゲンは、皮膚や骨、軟骨、血管などに多く含まれています。同時に、皮膚や骨などに、柔軟性を与え、丈夫にしてくれています。

ビタミンCは、コラーゲンの規則正しい合成を促します。その結果、皮膚でいえば、キメの細かい肌を形作る手助けをしてくれます。

ビタミンCは、経口から多量に摂取しても、吸収率が下がってしまい、効果的ではありません。

点滴の場合は、ビタミンCの血中濃度を20～40倍に増やします。

そのため、体の隅々にまでビタミンCを浸すようなイメージで、高い効果が期待できます。

 

当院では、個室待合室（3室）を設置しております。

DVDなどを観ながらくつろいだ状態で、高濃度ビタミンC点滴療法を始め、各種点滴療法をお受けいただけます。

当院では、点滴療法研究会に則り、防腐剤が入っていない安全で、高品質のビタミンCを使用しております。