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当院での、下肢静脈瘤の診察から術前検査までの流れについて説明いたします。
初診の方は、まず問診をします。
どのような症状があるのか、何が一番困っているかなどの確認をとります。
現在服用中の薬や、今までにかかった病気などの確認もあわせておこないます。
その後、足のエコー検査(超音波検査)をおこないます。
足の静脈に逆流があるのかないのか、逆流の程度はどうなのか、逆流はどこからはじまっているのかを調べます。
静脈瘤の種類によって、治療方法がかわってきます。
下肢静脈瘤が認められて、血管内治療の適応があり、手術希望の方は、その後、続けて術前検査になります。
具体的には、胸のレントゲン検査、心電図検査、血液検査、呼吸機能検査(必要に応じて)があります。
血液検査では、貧血の有無や、肝臓・腎臓などの機能、電解質の値などの確認に加えて、凝固系検査(出血がとまりにくいか、とまりやすいか)、B型肝炎やC型肝炎などの感染症がないかの確認をします。
(一回の採血で全て検査できます。)
その後、弾性ストッキングの説明をいたします。同時に、足のサイズの測定を行い、患者さんにあったストッキングを決定します。
(血管内治療の手術後は、最低1ヶ月間は弾性ストッキングを履く必要があります。)
上記の検査が終了した後に、手術方法、麻酔方法の具体的説明をいたします。
初診で来院された場合に、問診、エコー検査、下肢静脈瘤に関しての説明、術前検査、手術・麻酔の説明などの一連の流れを行った場合、1時間半〜2時間程度の時間がかかります。
© 医療法人花乃羅会 ふじもとクリニック