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当院では、2020年3月から下肢静脈瘤に対するグルー治療『ベナシール治療』を開始しました
※日帰り手術をおこなうクリニックとしては、九州初のグルー治療認定施設となりました。
(2020年7月28日)
(当院でグルー治療 100件をこえました。)
『ベナシール治療』
ベナシール治療は、医療用の瞬間接着剤を静脈の中に注入し固めて、逆流をとめる新しい治療方法です
保険診療で治療を受けることができます
今までのレーザーやラジオ波による血管内焼灼術では、静脈を焼いてふさぐ治療のため、
わずかですが、神経障害や深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)などの合併症がおこることがありました
しかし、ベナシール治療では血管を焼灼させることはないのでこれらの合併症がほとんどおこりません
また、この治療で使用するシアノアクリレート系の瞬間接着剤は、これまでも医療用として血管内治療や皮膚接着などに広く使われており、安全性も問題ありません
従来のレーザーや高周波手術と比較して
・局所麻酔は針を刺す部分のみ、大量の局所麻酔は不要
・治療後より、ジョギングなどの軽い運動や飛行機での移動が可能
・手術後の合併症である深部静脈血栓症やしびれなどの神経損傷のリスクが少ない
・術後の弾性ストッキングを履かなくてもよい
※接着剤によるアレルギー反応がおこる場合があります
※すべての静脈瘤に対する治療として、適応となるわけではありません
© 医療法人花乃羅会 ふじもとクリニック