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「やけど」とは、「焼けた所」→「やけどころ」→「やけど」からきている俗名です。
やけどを受傷した場合は、まず速やかに冷やすことが大事です。
小範囲の場合は、水道水を使用します。
広範囲であれば、浴室のシャワーを使用します。過度の冷却は、低体温になります。
いずれの場合でも、5分程度を目安に流水で冷やしてください。
重症度は、面積と深さで決まります。
・面積の算出方法は、成人での「9の法則」、小児での「5の法則」などがありますが、簡便な方法は、受傷した人の手のひらの大きさを約1%として算出します。やけどの範囲が、手のひら2つ分であれば、約2%ということになります。
・表面の色調から深度をI〜III度に分類します。更に、Ⅱ度は、浅いⅡ度(SDB)と深いⅡ度(DDB)に分類されます。
I〜Ⅱ度(SDB)は、浅く、創部は赤色を呈します。
Ⅱ(DDB)〜III度は、深く、創部は白色や灰色を呈します。
総合的に判断して、軽症は成人であれば、Ⅱ度15%以下、もしくは III度2%以下となります。小児や高齢者では脱水をおこしやすいので、十分な注意が必要です。
参考:日本熱傷学会
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